1年を通して手に入れやすいブロッコリー。
旬は初夏と冬。冬から初春にかけては愛知、千葉、静岡など、夏には長野や北海道のものが出回ります。
今回は、ブロッコリーの様々な豆知識をまとめました。
ブロッコリーの歴史
ブロッコリーは、地中海沿岸の野生のキャベツが品種改良されて作られました。イタリアで改良されて、ヨーロッパ中に広まったそうです。
日本には明治時代に導入されたのですが、本格的に栽培され始めたのは戦後から80年代に入ってからで、アメリカなどから輸入物が加わって、日本に出回るようになったと言われています。
ブロッコリーの種類
ブロッコリー

一般的なブロッコリーです。
茎ブロッコリー

茎の部分が長くて、茎の部分を食べます。味はアスパラガスに似ています。代表的な品種はスティックセニョールです。
紫ブロッコリー

頭の部分が紫色です。残念ながら、茹でると普通のブロッコリー色になるので、紫色で食べることは出来ません。
ブロッコリーの栄養価
生活習慣病をブロックしたり、抗癌作用が高いと言われている緑黄色野菜のブロッコリーですが、主な栄養素は7つあります。
カロテン
カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変わります。
ブロッコリーにはキャベツの16倍のカロテンが含まれています。
そのため、抗酸化作用が強い食べ物のひとつです。
ビタミンC
ビタミンCは、免疫力UP、美肌作り、鉄の吸収力UP、ストレスから体を守る効果があります。
クロム
クロムは糖尿病の予防効果があります。
カリウム
カリウムは血圧を下げる働きをするので、高血圧症予防とかに有効です。
鉄
鉄は貧血予防になります。
カルシウム
カルシウムは骨を丈夫にします。
スルフォラファン
スルフォラファンは抗酸化作用や解毒作用があり、ガンの抑制をするという報告があります。そして、アメリカのガン国立研究所が作成した「ガンが予防できる食べ物」にも上位でランクインされています。
ブロッコリーの選び方

頭の蕾の部分が密集して硬くしまっている物、そして緑色が濃い物を選ぶと良いです。
頭の色が黄色くなっている物は鮮度が落ちていたり、栄養価が下がっているので選ばないようにした方が良いです。
茎の部分も傷や変色がない物が良いです。つやつやしてみずみずしいもものがいいです。
食べ方

ブロッコリーを調理する時のポイントは「最小限の加熱」です。
なぜならブロッコリーに含まれるビタミンCは、水溶性なので茹でるとどんどん溶け出してしまうからです。
熱湯で短時間で茹でるか、電子レンジで加熱すると良いです。
保存方法
新鮮なものほど甘味があるので、早めに食べましょう。
蕾が開くと品質が低下するので、水洗いしないでポリ袋に入れて密封せずに野菜室で保存する。
茹でてから食べきれない場合は、冷蔵庫なら2.3日、冷凍庫なら約1ヶ月ほど保存は可能になります。
まとめ

様々な病気予防作用と、非常に栄養価も高いので、日々の食事のメニューにぜひ取り入れてほしい野菜です
今回はブロッコリーの豆知識をご紹介しました。
最後までお読みくださって、ありがとうございました。